10:00~13:30 /
15:15~19:30
※金曜午前は10:00~12:30
歯を失っても会話や食事を楽しむ
虫歯や歯周病、外傷など、歯を失うリスクは誰もが抱えています。歯を失ってしまった場合、すぐに治療を検討することが重要です。
「1本程度なら問題ない」と放置することは危険です。見た目や咀嚼機能の低下だけでなく、残っている歯の寿命も縮める可能性があります。
たとえば歯の数が減ると1本あたりの負担が増大し、磨耗や破折のリスクが高まります。また、歯列に隙間ができると歯が移動しやすくなり、咬合のバランスが崩れてしまうのです。
このような事態を避けるため、歯を失った際はできるだけ早期の治療をおすすめいたします。
歯を失ったまま放置すると起こる悪影響
歯は、隣り合う歯と互いに支え合うことで、バランスのとれた配列を保っています。また、上下の歯が適切に咬み合って、安定した咬合状態が維持されているのです。
しかしながら、特に奥歯を失ってしまうと、この微妙なバランスが崩れ始めます。奥歯は咬合力の大部分を担っているため、その喪失は残っている歯に大きな負担をもたらすことになります。その結果、残された歯の早期の磨耗やひび割れ、ひいては破折につながる危険性があるのです。
そのため、歯を失ってしまった場合は、できるだけ早めに歯科医師に相談することが大切です。放置期間が長引くほど、残存歯への悪影響は大きくなっていきます。
- 残っている歯に負担がかかります
- 咬み合わせが崩れます
- 噛む力が弱まります
- 食べ物を細かく砕くことができなくなります
- 虫歯・歯周病リスクの増加
- 口臭の発生リスクが強まります
- 歯の破折リスクが高まります
- 全身の健康状態が悪化し、免疫力も低下します
- 食事が楽しめず、偏食や食欲不振に陥ります
- 会話が億劫になり、人とのコミュニケーションが減ります
- 消化不良を起こしやすくなります
- 顎関節症や肩こり、頭痛を引き起こします
- 自分に自信が持てなくなり、外出を控えがちになります
- 人前で笑うことに抵抗を感じます
- 精神的なストレスを感じやすくなります
- 歯並びが悪くなり、口元が歪みます
- 口角が下がり、老けた印象を与えます
- 顔のバランスが崩れ、左右非対称になります
- 歯ぐきが痩せて、口元にしわが増えます
歯を失ってしまった方への治療法のご紹介
歯を失った際の治療法は、主にインプラント、入れ歯、ブリッジの3つに分かれています。それぞれの治療法には、メリットとデメリットがあり、患者さまのお口の状態や生活スタイル、ご要望などを総合的に考慮した上で、適切な治療法を選択する必要があります。
まずは、口腔内の詳細な検査を行い、現在の状態を正確に把握することが重要です。その上で、患者さまのご希望をお伺いし、それらを踏まえて、適切な治療法をご提案します。
- 人工歯根によりしっかり噛めるようになる
- 周囲の歯を削る必要がほとんどない
- 骨に人工歯根を埋入するため、かみ合わせが安定する
- 噛む力の衰えを防ぐ
- 周りの歯に悪影響・負担がない
- 保険外診療になる
- 外科手術が必要になる
- 治療期間が長くなる
- 術後に痛み・腫れ・出血・合併症を伴う可能性がある
- 術後も定期的なメインテナンスをしないと、機能が落ちやすくなる
- 保険適用も可能であり、自費診療の素材も選択できる
- 異物感が比較的少ない
- 固定式なため、入れ歯に比べ噛む力を維持しやすい
- ブリッジの土台を作るために、周囲の健康な歯を大きく削らなければならない
- 噛む力がかかりすぎると土台の歯が割れて、その歯を抜かなければならない
- 土台になる歯の虫歯リスクが高まる
- 周りの歯に悪影響・負担を及ぼす可能性がある
- 保険適用が可能です
- 一般的な治療で比較的簡単に治療が受けられる
- いつでも取り外しができるため、歯みがきが困難な方には衛生的
- 形が合わないとズレやすく、痛みカスなどがつまりやすく、口の中が不衛生になりやすい
- 違和感を感じやすい
- 固い物などを噛むのに苦労する
- 発音がしづらくなる事がある
- 土台になる歯の虫歯リスクが高まる
- 周りの歯に悪影響・負担を及ぼす可能性がある
入れ歯治療
良い入れ歯でしっかりと噛める環境を整えることは、食事を美味しく楽しめたり、他の歯を守ったりする効果があります。そのため、当院では保険や自費に関係なく、一人ひとりのかみ合わせを考えて、お口にフィットした入れ歯を提供することを心がけています。
当院が取り扱う入れ歯の種類
レジン床
歯肉に触れる部分がプラスチックで作られている保険診療の入れ歯です。幅広い症例に対応していて、リーズナブルかつ壊れた際にも修理が容易です。しかし、ある程度の厚みが必要なので装着時に違和感を覚えたり、熱が伝わりにくかったりします。
部分入れ歯
少数の歯が数本無くなった場合に入れる一般的な入れ歯です。金属のばねで歯にひっかけるようになっています。取り外し可能な物です。
総入れ歯
歯が一本も残ってない方が入れる一般的な入れ歯になります。取り外し可能な物です。
BPSデンチャー
BPS(Biofunctional Prosthetic System)は、従来の入れ歯とは異なる最新技術のことです。
通常の入れ歯は上下の歯を別々に型取りするのに対し、BPSデンチャーでは口を閉じた状態で一度に型取りを行います。結果的に口の複雑な動きを正確に再現し、一人ひとりに合わせた入れ歯の作製が可能です。
BPSデンチャーは、よく噛める、痛くない、外れない、美しいという理想的な入れ歯の条件を満たすことを目指しています。
- 来院回数が少ない
- 技術や使用する器具が規格化されている
- 見た目が美しい
- よく噛める
- 適合性に優れる
- 保険保険が適用できないため自費診療となる
- フルオーダーメイドのため、完成まで時間ががかる
金属床
入れ歯の主要部分を金属で作った入れ歯です。レジン(プラスチック)に比べて丈夫な素材である金属を使うため快適で、たわまず、丈夫な入れ歯を作ることが可能になります。
金属ならではの薄い仕上がり(約1/3)は違和感を少なくし、発音しやすく、熱の伝わりの良さで一層おいしくお食事を楽しむことができます
- 保険診療のプラスチック(レジン)より頑丈で、薄く加工できる
- 金属を土台に使うため、頑丈な義歯を作製でき、しっかり噛める
- 金属から熱が伝わり、患者様が味覚を感じやすくなることで、より食事を楽しめるようになる
- 保険が適用できないため自費診療となる
- 金属アレルギーをお持ちの患者様は使用できない可能性がある
- 素材に重みがあるため、金属床を装着した際に違和感を覚える場合がある
ノンクラスプデンチャー
保険の入れ歯のような金属のバネが無いのが特徴の入れ歯です。バネが無いので笑った時などに入れ歯である事が分からないので審美的に優れています。
- 金属を使用しないため、金属アレルギーの心配がない
- 金属のバネが見えないため、入れ歯が目立ちにくく審美的に優れる
- 保険が適用できないため自費診療となる
- 特殊な素材で作製するので、破損した際、次の装置が出来上がるまでお時間をいただく場合がある
- 装置を固定するため、引っ掛ける歯がない方はご使用いただけない
磁性アタッチメントデンチャー
根っこが残っている歯、もしくはインプラントを利用して、特殊な維持装置(アタッチメント)を使用し噛めない、外れやすいといった、従来の入れ歯の問題点を改善した入れ歯です。
磁性アタッチメントデンチャー
磁石の吸引力を利用したアタッチメントを使用した入れ歯です。
ロケーター義歯
ロケーターは、インプラントと入れ歯を連結するアタッチメントシステムの一種です。インプラントに装着したロケーターアバットメントと、入れ歯を組み合わせることで、安定した維持力を実現します。
ロケーターアバットメントにより、口腔内の高さを低くできるため、義歯の作製が簡単です。また維持力の調整も可能で、耐久性も高い傾向にあります。
テレスコープデンチャー
金属の土台を作り、その上に入れ歯を被せる茶筒とその蓋の様な吸着力を利用した入れ歯です。
- 留め具がないので入れ歯が目立ちにくい
- 固定力が強く、ずれたり外れたりしない
- 安定感があるため食事や会話の邪魔にならない
- マグネット式なので装着・取り外しが簡単
- 保険が適用できないため自費診療となる
- 金属を装着するための残存歯の本数が少ない場合、適用できない場合がある
入れ歯の料金
-
BPSデンチャー¥550,000~¥660,000(税込)
-
金属床¥550,000~¥660,000(税込)
-
ノンクラスプデンチャー¥330,000~¥550,000(税込)
-
磁性アタッチメント1本 ¥88,000(税込)
-
ロケーター1本 ¥88,000(税込)
-
テレスコープ1本 ¥132,000(税込)
-
ミニインプラント1本 ¥110,000(税込)
入れ歯の治療期間・回数の目安
-
治療期間1ヵ月~3ヵ月※個人差があります
-
治療回数6回~10回※個人差があります
ブリッジ
歯を1〜2本失った場合に適しているのが、「ブリッジ」という治療法です。失った歯の部分に、橋のように浮いた形の被せ物を装着します。メリットは天然歯との一体感です。土台となる歯を削る必要はありますが、インプラントのように手術は必要ありません。保険の適用範囲内でも作ることができますし、費用をかければセラミックなどの高級素材も選べます。
インプラント
インプラントは外科手術で人工の歯根を顎の骨に埋め込み、その上に人工の歯を装着する方法です。固定式なので、歯がぐらつく心配がなく、違和感を抑えられます。また見た目に関しても、天然歯と見分けがつかないほど自然です。